遺跡の次くらいに楽しみにしていたギリシア料理。食材も調理方法も豊富で、素朴ながらも独特な味わい。たっぷりかかったオリーブオイル、ハーブの不思議な味、とても甘いデザートなどなど、食べてはビックリさせられっぱなしでした。
パンに付けて食べるペースト状のサラダも美味しかったし、野菜の旨味いっぱいの野菜スープも美味しかったです。
こちらは、いんげんの炒め物。いんげんをトマトとニンニクとオリーブオイルで炒めて、塩コショウ、そして粉チーズ。いんげんがこんなに美味しくなるなんて!とびっくりした一品です。前菜だったけど結構な量を食べました。
料理の本では、これにジャガイモが加わってボリュームまんてん。
これも前菜で、イエミスタというトマトとピーマンのライス詰めです。料理の本を見ると…トマトとピーマンは中をくり抜いて器にして、タマネギ炒めてお米を加えて、パセリ、ミント 細かく刻んだトマトを加え、塩コショウ。少量の水で炊いてできたものを中に詰めてオーブンで焼きます。トマトには隠し味で砂糖を少々。
これはパイなんですが、重ね焼きになっています。中は菜っ葉とホワイトソースのようなものが…聞き忘れました…。これに似た重ね焼きに「ムサカ」という代表的なギリシア料理があります。もちろん食べましたが、食べ終わってから写真を撮り忘れていたことに気づきました。「ムサカ」は、ナス、ジャガイモ、挽肉、トマト、パルメザンチーズなどを重ねてベシャメルソース(ホワイトソース)で焼いたものでとても人気のメニューです。
他に、「カラマラキア」というイカの唐揚げは、まさにイカリングで、オリーブオイルで揚げているからか、少し冷めても衣はサクサクでした。「スブラキ」は肉の串焼きで塩やハーブの味付けがクセになりそう。「ドルマダキア」は炒めたご飯をブドウの葉で包んでレモンのソースをかけたものですが、これは珍しくちょっと口に合わなかったです。人の好みによるものだけれども。
そしてデザート。甘すぎてびっくりした「カダイフィ」はクルミなどのナッツ類を砂糖やハチミツに絡めて更に細いペストリー生地で包んで甘いシロップで焼いたもの。あと、シロップに浸したセモリナケーキも甘いものに甘さを加えた甘いケーキ。甘さに耐えられなくなるまで食べました。
ワインは飲もうと思っていたのに機会を失って結局飲めませんでした(トホホ)。有名なのは「レツィナ」という松ヤニ入りのワイン。地酒では「ウゾ」というアニス漬けのブランデーがあります。
お酒に合う塩クラッカーをツマミに一杯いかがでしょう。
ギリシアの食べ物、もっと食べたかったナァ。そういえばそのために料理本を買ったんだっけ。オリーブオイルを使った料理が上手くできたら楽しいだろうなぁ。